
働きやすい薬局を探す薬剤師「就職先として薬局が気になっているんだけど、数が多すぎてよくわからない!大手チェーン薬局と、中小薬局があるけど、同じ薬局なのにそんな差があるの?あと人によって向き不向きとかあるのかな?」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、現在4年目の現役薬剤師です。
僕は新卒で某大手のチェーン薬局に就職しました。
正直言って、僕には大手チェーンの調剤薬局は合いませんでした。
転職するまでの3年間は地獄のような日々でした。
心が擦り切れ、もはやツラいとは思わなくなっていました。
ただふとした時に急に、ツラさが込み上げてくる感じでした・・・。
こういう状態って本当に限界ギリギリみたいですね。
なんとか脱出できて今はホッとしています。
今回はそんな元大手チェーン調剤薬局に勤めていた僕が思う、大手チェーン調剤薬局には向いていない人の特徴を紹介します。
そういう人はどうすればよいか?、具体的なアクションプランまで紹介します。
自分に合わない環境で、何十年と働き続けるのは苦痛でしかありません。
リアルな経験を直球で書いていくので、わりと参考になるかなと思います。
大手調剤薬局に向かない薬剤師の特徴

こんな人は、大手チェーン調剤薬局には向かないと思います。
- 通勤時間が苦痛で、できるだけ近い職場で働きたい
- 夜23時とかまで、働きたくない
- 学びたい科目があり、特定の診療科の門前で働きたい
- 人手不足で、忙し過ぎる店舗は避けたい
- マニュアルに縛られず、自由にいろいろやりたい
つまり、自分の働く環境を、自分で決めることができないことに耐えられない薬剤師は避けた方が良いです。
大手調剤薬局では、働く環境は運しだい
大手チェーン調剤薬局では、異動があります。
勤務地限定勤務もありますが、あれは引っ越しレベルの異動がないだけで、通常ンの異動は存在します。
つまり、どう働いても異動は存在し、自分では働く店舗を選ぶことができないです。
「会社にお願いすれば、考慮してもらえるんじゃないの?」と考える人もいるでしょう。
しかし残念ながらこの願いは叶いません。
実際に僕が言われた言葉です。
どの会社でも当てはまることだと思います。
大手調剤薬局でも、働く環境を選ぶ方法
こんなことを言うと叩かれるかもですが、事実です。
ズバリ、結婚して子どもをつくり、時短で働く薬剤師になることです。
大手チェーンは、店舗数をどんどん増やしているので、基本人手不足です。
なので結婚して出産後、そのまま家庭に入るのではなく、なんとか現場に戻ってきてもらえるように、制度が非常に整っています。
もしあなたが、結婚や出産の予定があったり、現在すでに子どもがいて時短で働きたいと考えているなら、大手チェーン調剤薬局が一番働きやすいと思います。
しかし、結婚も出産も予定のない薬剤師には、その分の負担がのしかかります。
具体的には以下の通りです。
- 早番は時短の薬剤師がいるので、基本毎日遅番で23時まで勤務とかになる
- 突然の子どもの発熱などで穴ができると、休みの日でも駆り出される
- 時短の薬剤師は単純に労働時間が短いので、その人ができなかった業務がのしかかる
実際に僕の職場の話ですが、時短でない薬剤師目線から見ると劣悪な環境でした。
大手調剤薬局を選ぶメリット
「じゃあ、一部の薬剤師を除いて、大手チェーン調剤薬局って最悪じゃん!」とここまで読むと感じるかもですが、ちゃんとメリットもあります。
- 研修・福利厚生が中小とは比べ物にならないくらい充実している
- 同期がたくさんいる
順番に解説します。
研修内容と福利厚生はさすがの一言です
大手チェーン調剤薬局最大のメリットは研修と福利厚生にあると思います。
研修では、店舗数も多くいろいろなことが学べるし、どこへ行っても使う薬剤師としての基礎的な知識はもれなく叩き込まれます。
これが中小薬局では異なります。
現に僕が現在勤めている薬局は、どこよりも働く環境は最高ですが、研修制度は皆無です。
また福利厚生も、家賃補助やいろいろな施設利用補助、自会社での買い物など様々なものがあります。
そして1年ほど学び、お金もある程度貯まって、「やっぱ大手チェーンは自分に向かないな」と思ったら転職すればOKです。
大手調剤薬局には同期がたくさんいます
僕の会社では300人ほどいました。
研修で班分けもされるので、自然と仲良くなりやすいです。
仲良くなった同期と、旅行に行ったり、仕事終わりに毎日飲みに行ったりしている人も多くいます。
こんな感じに「みんなでワイワイ騒ぐのが好き!」という人には、大手チェーン調剤薬局は向いていると思います。
薬剤師の資格があれば、人生はヌルゲーです

わざわざ自分から、ハードモードを選ぶ必要はありません。
働きやすい環境に身を置こう
人によって様々ですが、考えるべきはこの辺かなと思います。
- お金はこのくらいは欲しいな
- 休みは何日くらい欲しいな
- 忙しさはこのくらいがいいな
- 家から〇分くらいがいいな
- こんな雰囲気の薬局がいいな
- 遅くとも何時には帰りたいな
- 残業はこのくらいに収めたいな
- などなど
一度紙に書き出してみると、いいでしょう。
あなたの理想の職場がわかります。
そしてその条件を転職エージェントに一度、「こんな薬局ないですか?」と聞いてみると良いと思います。
転職サイトのエージェントは使った方が楽です
薬局の求人は膨大にあります。
なのであなたの出した条件に全く同じとまではいかなくても、近しい薬局は存在するはずです。
しかし、それを自分で探すとなると、さすがにシンドイです。
そこで、転職サイトを使うと楽できます。
あなたの代わりに条件に合った薬局をいくつかピックアップしてもらえますからね。
もちろん転職を強制されるようなことはないですし、面接に向かうにも情報を貰うにも、すべてあなたの判断で行うことができます。
あくまでも、求人をピックアップしてもらえるだけなで、お金もかからないので、気楽に使えるのも良い点かなと思います。
薬剤師の転職サイトはたくさんありますが、とりあえずは業界最大級のマイナビ薬剤師あたりで相談すれば、ハズレはないかなと思います。
今を変えたいなら、何でもいいから行動しよう
もしあなたが薬剤師として、働きやすい環境で働きたいと考えているなら、何でも良いので、行動をしましょう。
実際に理想の職場がどんな環境か書き出すでも、転職サイトに登録してみるでも何でもよいです。
考えているだけでは、環境は何一つとして変わりません。
昔の僕は考えているだけで、何もしていませんでした・・・
「もっとこうできたら、働きやすいのにな・・・」ということをいつも思ってました。
その結果3年間、自分に合わない環境で時間を浪費してしまいました。
天才でない限り、経験しないとわからないことがあります。
なのでまずは行動してみて、それから考えればよいかなと思います。
特にお金もかからず、その場でできることからでも、変わることはあるのでぜひともより良い環境で働くための行動をしてみてください。
というわけで、以前の僕のように働く環境で悩む人が、少しでも良い環境で働けるようにと思って記事を書きました。
参考になったなら幸いです。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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